Rhizomatiks Architecture

「THE NATURE OF MEN」

2016.9.27(火)~11.14(月)

アート&カルチャー

今回は、都市を自然ととらえ、その変化を映し出す視覚的な遊びを盛り込んだ、Rhizomatiks Architecture(ライゾマティクスアーキテクチャー)による「The Nature of Men」というディスプレイです。


都市は文明を糧に刻々と変化し、人間がいる限り、その成長を止めることはありません。都市空間に生きる人間にとって「自然」とは、林立するビル、人々の往来や喧騒そのものと言えるでしょう。今回、メンズアイテムを中心に展開したウィンドウでは、都市をフィールドに生きる男性の内に眠る本質=ネイチャーを喚起するような、視覚的な遊びを盛り込んでいます。

ウィンドウには、アンバランスな姿勢の三体の男性のトルソーがたたずんでいます。背景のモニターには、それぞれの男性の像が鏡のように映し出されていますが、背景の街並みは現実のような、非現実のような不思議な質感。すると突然、ノイズを伴って、モニターのなかのトルソーが動きはじめ…。

都市の喧騒にあるウィンドウの微妙な変化は、道行く人々の心を捉えるでしょうか。一瞬を凍結したような男性の像は、静と動の世界の移り変わりを象徴しているようです。

プロフィール:
齋藤 精一 ( Seiichi Saito | Rhizomatiks)

1975年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、ニューヨークの広告代理店にて勤務後、2003年の越後妻有トリエンナーレへの出展作家として選出されたことをきっかけに帰国。2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考をもとに、アートやコマーシャルの領域で立体的かつインタラクティブな作品を制作している。現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、京都精華大学デザイン学科非常勤講師。2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015にてメディアアートディレクター。グッドデザイン賞2015-2016審査員。