Toute la ville en parle

【シネマ】短編オムニバス ― 都市は物語る

ル・ステュディオは銀座のメゾンエルメス10階にある40席のプライベートシネマです。
2014年は『メタモルフォーズ―変身』をテーマに、さまざまな角度から映画をお届けします。

10月は「都市の変容」にフォーカスした5つの短編をお届けします。
古き良きといわれるようなヨーロッパの街並みでさえ、あらゆる都市は時代の流れとともに変身を遂げ、それぞれの物語を紡いでいます。その中で見え隠れする都市の表情をカメラは克明にとらえます。100年前のパリの大洪水を伝えるニュース映像、撤去の決まった建築物にくりぬかれた都市を射抜く穴、喧噪の後の夜明けの街と若者たち、誰もいないホテルで語られる場所の記憶、未来の人類学者が捉えるNY……。日常の中でそうしたメタモルフォーズを発見する時、都市の物語が立ち上がるのです。

『セーヌ川の氾濫』La crue de la Seine
1910年/フランス/4分7秒/モノクロ/35mm
監督:不明(ニュース映画)
製作:Eclipse
配給:Lobster Films
1910年1月のパリ大洪水。街ごと水没し巨大な湖と化した当時のパリの様子をカメラに収めた「ニュース映画」。

『聖アントニオの朝』Manhã de Santo António
2012年/ポルトガル/25分/カラー/デジタル
監督・脚本:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス
撮影:ルイ・ポサス 編集:マリアナ・ガイヴァン
配給:DotDash
ポルトガルの新鋭監督による、祭りの熱狂とその後に訪れる静寂や焦燥感、夜明けの若者たちの抜け殻のような姿にインスピレーションを得た短編。

『シーサイド・ホテル』Sea-Side Hotel
2006年/フランス=日本/9分30秒/カラー/ヴィデオ
監督:ルイージ・ベルトラム
音楽:ジミー・T
ツーリズムの影に置き去られた海辺のリゾートホテル。案内役の女性が語るかつてのホテルの記憶に、廃墟の姿が重なる。

『円錐の交差』Conical Intersect
1975年/フランス/18分40秒/カラー/16mm
監督:ゴードン・マッタ=クラーク
撮影:ブルーノ・デウィット、ゴードン・マッタ=クラーク
配給:Electronic Arts Intermix
ポンピドゥー・センター建設のため、17世紀築の住宅の取壊しが決まった。撤去前の住宅に「巨大な穴」を開ける、マッタ=クラークの代表作。

『NY、失われた文明』NY, the Lost Civilization
1996年/モナコ/18分/モノクロ/16mm
監督・アニメーション:ディラン・マクニール
ナレーション:ハーリン・クイスト
撮影:SQUASH&TAPAS、アレハンドロ・アルー
「未来の人類学者」の視点から、アイロニーとユーモアを込めてニューヨークの日常風景を読み替える疑似ドキュメンタリー。

上映スケジュール
10月4日、5日、11日、12日、13日、18日、19日、25日、26日

【上映時間】
11:00/14:00/17:00
※5作品連続上映(約75分)

【会場】
銀座メゾンエルメス10階 ル・ステュディオ(東京都中央区銀座5‐4‐1)

予約開始:9月13日(土)11:00
予約方法:9月13日以降、ページ下よりご予約ください。

※ご予約は、鑑賞ご希望の上映日の3週間前の11:00からとなります。
※満席の場合にはご予約頂けませんが、当日キャンセルのあった場合は、会場にて先着順でご鑑賞いただけます。(上映時間5分前に会場に直接お越しください。)
※すべて日本語字幕付きで上映いたします。

写真クレジット:© Lobster Films © AGENCIA – PORTUGUESE SHORT FILM AGENCY © Courtesy Louidgi Beltrame & Galerie Jousse Entreprise © Gordon Matta-Clark. “Conical Intersect”, 1975. Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York. © 1996 Dylan McNeil